【ハムスターと飼い主の関係性】信頼から生まれる、ハムスターと飼い主間の欲求の相互効果

【ハムスターと飼い主の関係性】信頼から生まれる、ハムスターと飼い主間の欲求の相互効果

マズローの5段階欲求は人間の心理的欲求を説明する理論として広く知られていますが、これを犬に応用した研究が存在します。犬の特徴や生態に合わせた欲求を考え、それらを満たすことで、犬の幸福度を向上させることができるという内容です。今回は、この理論をハムスターに応用することで、人間がハムスターを飼育することによって満たされる欲求と、ハムスター自身が満たされる欲求を明らかにしようと考えました。本ブログでは、マズローの5段階欲求を軸に、人間とハムスターの相互効果について探っていきます。

 

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HALO_ハムスターボール-外での使用イメージ

Haloは、ハムスターとの散歩やお出かけを楽しむために作られた、持ち運び可能なハムスターボールです。外に出かけるときも、しっかりとした通気口と二重のロックで、ハムスターの安全を守りながら一緒に行動できます。しかも、ボール型なのでハムスターが中で楽しく走り回ることも!公園や庭で冒険させたり、簡易ケージとして使って家の中でも安心して過ごさせることができます。いつでもどこでも、大好きなハムスターと素敵な時間を過ごせるHaloは、散歩がもっと楽しくなるアイテムです。

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人間が動物の飼育を始めた目的

人類が動物を飼い始めたのは、約14,000~15,000年前のこととされています。最初に飼育された動物は犬で、これは多くの考古学的証拠に基づいています。例えば、スイスの洞窟で発見された犬の顎の骨は、約14,000年前のものと推定されています​。これに続いて、猫は約9,500年前に飼育され始めました​(諸説あります)。

人間が動物を飼育し始めた最初の目的は狩猟用でした。人々は新しい狩猟方法を開発し、そのために動物を飼育するようになりました。安定した食糧供給が可能になり、人々は遊牧生活から定住生活へと移行しました。

時代の変化とともに、狩猟用、家畜用、観賞用、伴侶動物(ペット)というように飼育にも種類ができました。現在は家畜で食料を賄うことができるため、狩猟用の飼育は減少し、その代わりに、家畜としての飼育や伴侶動物としての飼育が主流になりました。ペットに関しては、人々の精神面をサポートする重要なパートナー、または互いに支え合う家族のような存在になりました。ちなみにハムスターは、その小さな体と愛らしい外見から、20世紀初頭にペットとして飼育され始めました。

マズローの5段階欲求とは

マズローの5段階欲求(Maslow's hierarchy of needs)は、アブラハム・マズローによって提唱された、人間の欲求の階層を表した理論であり、1954年に彼の著書「Motivation and Personality」で発表されました。この理論によれば、人間の欲求は5つの階層に分かれており、基本的な欲求が満たされると、より高次の欲求を追求するようになるとされています。以下に各階層について説明します。

生理的欲求(Physiological Needs)
内容: 生命を維持するための基本的な欲求です。空気、水、食物、住居、衣服、睡眠、性などが含まれます。
重要性: これらの欲求が満たされなければ、他の欲求に取り組むことは困難です。

安全欲求(Safety Needs)
内容: 身体的な安全や経済的な安定、健康、家族の安全など、安心して生活するための欲求です。
重要性: 生理的欲求が満たされた後に、次に重視される欲求です。例えば、職業の安定や医療保険、住居の安全性などが該当します。

社会的欲求(Love and Belonging Needs)
内容: 愛情や友情、所属感など、他者とのつながりを求める欲求です。家族、友人、恋人、社会的集団などとの関係が含まれます。
重要性: 安全欲求が満たされた後、人々は愛や親密さ、他者との結びつきを求めるようになります。

尊厳欲求(Esteem Needs)
内容: 自尊心や他者からの尊敬を求める欲求です。自己評価、達成感、他者からの承認や評価などが含まれます。
重要性: 社会的欲求が満たされた後に現れる欲求で、自己効力感や他者からの認識が重要となります。

自己実現欲求(Self-actualization Needs)
内容: 自己の可能性を最大限に発揮し、自己成長を遂げることを求める欲求です。自己実現とは、自分自身の目標や夢を追求し、自己の能力を最大限に発揮することを意味します。
重要性: 他のすべての欲求が満たされた後に追求される最高次の欲求です。自己実現の具体例には、創造活動や学問の探求、社会貢献などがあります。

マズローの5段階欲求に基づく分析

通常、ハムスターは単独で巣穴に生息する生き物です。野生では縄張り意識が高く、天敵を避けるために夜行動します。つまり、野生のハムスターは安全欲求が満たされていない状況にいるということです。しかし、ペットとして飼育されることで、安全な環境を手に入れ、安全欲求が満たされると、飼い主と社会的な関係を築くことがあります。飼い主の手のひらでご飯を食べたり、撫でてもらおうとするのは、ハムスターにとって新しい行動パターンや欲求の出現を意味します。飼い主と戯れることで、ハムスターは新たな社会的欲求を満たすことができ、幸福の段階が一つ上がるわけです。

マズローの5段階欲求をハムスターとその飼い主に当てはめると、双方がどのように満たされるかを以下のように分析できます。

ハムスターの欲求

生理的欲求 (Physiological Needs)
食事: 新鮮な食べ物と水を提供する。
睡眠: 静かで安全な場所での適切な睡眠。
運動: 運動ホイールや広いケージでの活動。

安全の欲求 (Safety Needs)
隠れ場所: 捕食者から身を守るための巣箱やトンネル。
環境の安定: 適切な温度と湿度の維持。
健康管理: 病気や怪我の予防と定期的な健康チェック。

社会的欲求 (Love and Belongingness Needs)
飼い主との絆: 人間との適度なふれあいと愛情。

飼い主にとって、ハムスターが家に居ることで社会的欲求と尊厳欲求が満たされると考えます。ハムスターを飼育することで、家族が一人増え、帰属感が向上し、社会的欲求が向上します。また、ハムスターに求められることで、承認欲が満たされ、尊厳欲求が満たされます。以下が飼い主の分析です:

飼い主の欲求

社会的欲求 (Love and Belongingness Needs):
ハムスターが飼い主との関係を楽しむことで、飼い主もハムスターとの絆を感じる。
信頼できる家族が増えたように感じ、孤独感が軽減する。

尊厳欲求 (Esteem Needs):
ハムスターが健康で幸せであることは、飼い主にとって達成感や満足感をもたらす。
ハムスターが飼い主を頼りにすることで、存在意義を感じる。

コンパニオンシップの相互効果

ハムスターと飼い主の関係は、相互に欲求を満たし合うことで成り立っています。ハムスターは安全で快適な環境を手に入れ、飼い主との関係を通じて社会的欲求を満たします。一方、飼い主はハムスターからの愛情や依存を感じることで、自分の社会的欲求と尊厳欲求を満たします。結果として、双方の幸福度が増すのです。

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HALO_ハムスターボール-外での使用イメージ

ハムスターとの外出にはHalo!

「Halo」は、ハムスターなどの小型ペットが安全に運動できるように設計された、持ち運び可能なハムスターボールです。


安全設計について:2mmの通気孔が多数配置されており、ペットの足が挟まれるリスクを軽減しつつ、優れた通気性と熱の分散を実現しています。2段階のロック機構を備えており、使用中に蓋が外れる心配がありません。

ボールのみを外して使用できる:HaloはRoam(中央のボール)を取り外して使用することが出来ます。Roamを使用することでペットが安全に室内で探索活動を楽しむことができます。

「Halo」販売ページ
Haloを使用して外で散歩しているイメージ

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