ペットとの散歩によって刺激される運動意欲と身につく運動習慣
ペットの中には日々の散歩が必要不可欠な動物がおり、散歩に連れて行くことは私たちの健康にも大きなメリットをもたらします。特に、犬を飼っている人々が運動習慣を改善し、健康状態を向上させていることが多くの研究で明らかになっています。この記事では、犬の飼育による健康効果を紹介し、それをハムスター飼育にも応用できる可能性について考えてみます。
犬の飼育が運動習慣を改善するかどうかの研究・調査
1. リバプール大学の研究
この調査は、犬を飼育する人物、約3000人を対象に行われました。リバプール大学の研究によると、犬の飼い主は犬を飼っていない人に比べて毎日に平均20分以上多く運動しており、平均2760歩多く歩くそうです。結果として、犬の散歩を日課にすることで自然に運動量が増え、心血管疾患のリスクが低減し、心身の健康が保たれることが確認されています。また、犬を飼う成人は、犬を飼わない成人より、推奨される身体ガイドラインを満たす可能性が4倍高いと推定もされています。
2. アメリカ疾病予防管理センター(CDC)の調査
アメリカ疾病予防管理センター(CDC)の調査では、犬の飼い主と非飼い主の運動習慣や健康状態を比較しました。こちらは犬の飼い主が、週で約22分多く運動しており、非飼い主に比べて身体活動量が増えているという結果でした。犬の飼い主は精神的健康も良好で、ストレスや孤独感の軽減も報告されています。
3. ドッグオーナーの週刊運動調査
ドッグオーナーを対象に行われた週刊運動調査では、週の運動時間が平均で30分~2時間多く、犬の飼育が定期的な運動習慣を形成し、心肺機能の向上やストレスの軽減に寄与していること報告されました。
このように、ペットと散歩することで、運動の習慣が身につき、健康面でのメリットをもたらします。
ペットがいると運動習慣が身につく理由
ペットとの散歩は健康面があり、運動習慣が身につくことは研究で明らかですが、なぜ運動習慣が身につくのでしょうか。
社会人の運動習慣が身につかない原因として「運動の必要性を感じない」「運動が面倒」「運動する場所がない」が、いくつかのアンケート調査で見受けられます。いきなり運動習慣をつけようとしても、何を、どこで、どれくらいの時間、誰と、なぜ、どのようにすればよいのか分からず、続かないことが多いです。これが運動習慣が持続しない大きな理由の一つです。
しかし、犬と一緒であれば、犬の散歩の必要性を考えて運動について決めるので、目的が明確となり習慣化しやすいです。また、孤独感を感じずに、犬の行動や表情を楽しみながら運動できます。犬の散歩は、飼い主にとっても犬にとっても楽しめる活動であり、上記のように健康面でのメリットも多いです。犬と一緒に過ごすことで、運動の楽しさを実感しやすくなり、習慣化しやすくなります。
ハムスターとの散歩と運動意欲
ハムスターとの散歩にも同じことが言えます。ハムスターは犬ほど運動量が必要ではありませんが、ハムスターと一緒に散歩することは、飼い主にとっても癒やしや楽しみの時間になります。ハムスターが一生懸命走る姿を横目で見ながら癒やされ、孤独感を感じずに運動の習慣を身につけることが出来ます。また、ハムスターは夜行性なので、仕事が終わってからや夕食後など、時間の調整がしやすい点も習慣づけられる理由の一つです。
Happy Habitatsの『Halo』外に持ち運び可能なハムスターケージを使えば、ハムスターを安全に外に連れ出しながら、周囲の環境を楽しむことができます。ハムスターが外の空気を感じたり、新しい匂いを嗅いだりする様子を観察するのは、飼い主にとってもリフレッシュの一環となり、ハムスターにとっても良い刺激となります。
以上のように、ペットとの散歩は、運動意欲を向上させ、運動習慣を身につけるための有効な手段であり、楽しみながら健康を維持することができます。犬やハムスターと一緒に過ごす時間は、日々の生活に活力を与えてくれますし、心身の健康を保つためにも非常に有益です。